Salisbury の町は海に近く、湿気が多い所でした。朝起きると、こんな感じで早朝はモヤがかかっています。当然、4月というのに気温が上がるとちょっと蒸し暑い、という感じ。夏はかなり蒸し暑いのではないかと思います。過去、6月のPCAでも蒸し暑かったので、4月になったのは正解だったかも?

 今回のPCAでは、約3年半ぶりにリアンの親元にも再会。その他、初めて話をする人達、7年ぶりに会場で会った人達などなど、やはり行って良かった、と思うことがいくつもありました。

 リアンの兄妹にも会いました。ショータイトルを取って引退後、オビディエンスとアジリティを頑張っているロッコ。オーナーさんによると、ボーダーコリーにも何度もアジリティで勝っているそうです。

 顔はリアンにそっくり。さすがに兄妹です。上の画像は Parade of Champions でのロッコ。後ろ髪を1束だけ伸ばして三つ編みにしていたのがかわいかったです。
 PCAには、やはり来てみなければわからないことがいくつもあります。トイは日本の大きな部会やアジアインターでの単独を見た方が相対的なレベルが高いかもしれませんが、ミニチュアとスタンダードはやはり別格だと思います。
 今回それでも残念だったのが、以前私が来ていた頃に比べて、まず観客がぐっと少なかったこと。もしかしたら4月に移ったことも影響しているかもしれません。会場全体を見回しても人も断然少ないし、最後のBOB選の様子も以前に比べたら寂しくて、そのへんがちょっと残念でした。とは言え、スタンダードはエントリー数だけで言えば(多少の欠席もいます)3日間でトータル370。これだけの数の中で競ってくるのだから全体のレベルが上がって当然でしょうね。
 PCA会場で今回会って本当に良かったと思ったのが、昔、NINAKOちゃんが手伝いをしていたハンドラーさん。彼女はNINAKOちゃんがとても慕っていた人です。NINAKOちゃんが亡くなったことは、私が電話で伝えたのですが、実はその時は留守番電話にメッセージを残す、という形でした。その後2,3度電話を入れても忙しいのかずっと留守番電話だったので、手紙とビデオを送ったことがありますが、それっきりでした。
 あれから5年。私も気にはなっていたものの、Kさんは子供も産まれたし相変わらず活躍していて仕事も忙しそうだから、と思ってこちらからまたアプローチをすることはありませんでした。この間、私もPCAに来ることもなかったのですが、今回やっと7年ぶりに出てくることができたので、Kさんとはまた会っておきたいと思っていました。
 会って話をしてわかったのは、Kさんの方は私となんとか連絡を取ろうとしつつもうまくいっていなかったこと。メールを、何がどうなったのかわかりませんが、全く勘違いの似たような別のアドレスに送っていたようです。私が残した留守電メッセージも、送った手紙やビデオも、今でもそのまま残しているそうです。「彼女が日本に戻ってから連絡をもらっていたけれど、彼女が病気だったなんて全く知らなかった。何も言わなかった。知っていればすぐに日本に駆けつけたのに!」「あの子は最後はどうだったの?最後に会ったのはいつ?彼女は自分の病気のことをどう思っていたの?」「本当は彼女に戻って来てほしかった」などなど、2人で椅子並べてリングサイドで泣きながらしばらく話をしていました。この5年間、Kさんも辛かったようです。本当に会って話ができて良かったです。
 屋内でブラックの子を撮るのは難しいですね。カメラの設定をいろいろ工夫してみたものの、望遠レンズが暗いこともあって、なかなかうまくいかず、パソコンでかなり補正しないと単なるシルエットで終わり、という感じです。白い子はまだマシなのですが、それでもトーン補正をだいぶかけています。動いているものはブレもひどいので、次回行くチャンスがあれば、やはりそれまでに明るい望遠レンズを調達しようかと思います。(あ、いかん、オヤジに持っているか聞いてみれば良かった!)
 画像右上は、最終日BOB選に出てきたコーディッドのミニチュアです。サドルでコードだったので、かなりインパクトがありました。

 右のケーキは、ホスピタリティルームに置いてあったもの。

 土曜日のオールブリードショーに行った後、空港近くに予約していたホテルに向かうべく、またまた延々とドライブすることになりました。田舎道を走っていてとにかく目についたのがたくさんの満開のハナミズキ。日本で見るよりも大きく立派な木ばかりでした。左のハナミズキは、オールブリードショーの会場になっていたキャンプ場にあったものです。

 ハナミズキ以外に目についたのが藤の花。日本のように藤棚を作っているわけではなく、そのへんにボーンと育ってじゃんじゃん咲いていました。日本でも山に行くと野生の藤があんな感じです。写真を撮りたかったのですが、ずっと車を運転していたので最後まで撮れずじまいでした。

 なんでも大きいアメリカ。今更驚くものはそうそうない、と思っていたら、ありました。ワシントンDCダウンタウンで見かけたハマーのリムジン。だいたい、ハマーをリムジンにしようという発想が凄すぎです。これは運転席からかろうじて撮れた写真で、渋滞していたのがこの時だけは不幸中の幸いでした。(苦笑)

 最終日はワシントンDC中心部を通ってちょっと寄り道したらまたまた道がわかりづらくて迷ってしまい、明るいうちにホテルに着きたかったのに結局、かなり夜遅くなってしまいました。ジャニスは金曜日、PCAの最終日に会場でクレートごとハンドラーにそのまま預けてきました。今回の旅の一番の大きな目的が、ジャニスを預けて来る、だったのですが、やはりいなくなってしまうと凄く寂しいです。
 とりあえずジャニスをハンドラーに預けられたので、後のショーは本人とハンドラーさんに頑張ってもらうこととして残った大きな課題が交配相手をみつけること。一応、目星をつけているオスはいるのですが、今回スケジュールが合わなくて会えなかったのが残念でした。せめてアメリカがもっと近くて、飛行機でもせいぜい5〜6時間という距離だったらもっと頻繁に出かけるんですけれどね。。。交配相手に関してはまだ少し時間の余裕があるので、これからじっくり煮詰めていこうと思っています。

 家付き娘で何かあるとすぐにピヨピヨ鼻を鳴らすヒヨっ子のジャニス、1人でアメリカに置いていかれて大丈夫か?と心配したのですが、PCAから戻って電話をして様子を聞いたら、もうゴキゲンで他の犬達と遊んで過ごしているそうで。。。こちらの心配と寂しさをヨソに、本人はすっかり楽しんでいるみたいです。(苦笑)リアンは私が戻ってきた時に、車の中をのぞき込んで一瞬ジャニスを探しましたが、その後は特に変化もなく相変わらずマイペースの女王様生活です。

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