日本でショーに行くというと、朝が恐ろしく早いのですが、こちらではショーサイトがさほど遠くない限り、ノンビリしたもんです。朝ゆっくり起きてゆっくり食事して、それからのんびり行って十分に間に合ってしまう。。。

 去年と今年、ブリーダー宅で変化があったことは、久しぶりのブリーディングでスタンダードの仔犬が2頭増えたことと、なんと、新人でトイの仔犬がいたこと。着いてすぐにトイ発見して、どうしたの?と聞いたら、昔からの知りあいのトイのブリーダーが、ずっと昔に約束していたことだから、と言って一頭プレゼントしてくれたそうな。キャロル自身は、実はそんな約束をしていたことはすっかり忘れていたらしい。ブラックのそこそこカワイイ子でせっかくだからショーに引いているそうで、実は私が到着した金曜日は、その子をショーに出してオーバースペシャル BOB だったという。キャロルが言うには「問題行動があるからトレーニングスクールにこれから連れて行かなくちゃ」とのこと。なんせスタンダード連中は大人しいのだけれど、そんな中で確かにこのチビっこいトイが一人で何かあるとキャァキャァ騒いでいる。どうにもそれが気に入らないらしい。おまけにショーリングでもなかなか思うように動かないところがあるそうで、リングできちんとさえしてくれればもうちょっと勝てるはず、とも。

 本日のショーは、郊外のオールブリード。そんなに大きくないと言いつつ、出陳頭数は軽く500を越えている。出陳予定はこの(キャロル曰く)問題児のトイ。それと、もうすぐ2歳になるスタンダード。前日はリアンのグルーミングの後、この問題児、ゼルダのカットの修正をしていたのだが、それにしても本当にこっちの人達って切れそうにないハサミなんだよねー、使っているのが。。。おまけにゼルダのカット、恐ろしいくらい?大きなカーブシザーで切っていたのにも実は驚いた。スタンダードが今は専門とは言え、ちょっとさぁー、って。。。(苦笑)

 朝、ショーに出る直前になって、ショー仲間から連絡があり、トイの出陳が他にないというので、それじゃぁ連れて行っても仕方がないと結局問題児ゼルダは棄権。スタンダードのアシュレーだけ車に乗せて10時過ぎに出ていきました。

 ショーサイトまで、だいたい1時間くらい。会場は大きな倉庫のような建物が立ち並んでいて、一つの建物にリングが2つ〜3つ設置されていました。グルーミングエリアに着くと、やはり7年前にショー会場で会って、帰りに送っていってもらったりと世話になったミニチュアのブリーダーが先に到着して準備をしていました。2頭出陳で、両方ともパピーのスタイル。キャロルもぼちぼちブラッシングから準備を始めて、私は何もやることもないのだけれど、どうもこういうところでボーっとしているのもナンだから、、、と、ブラッシングを手伝い始めました。それと、やはりこうして一人で旅行に出ていると犬に触れるということがめったになくて、何でもいいからこうやって「いじれる」のが楽しいんですよね。

 プードル、ばりばり見るぞー、と思っていたのですが、結局トイはゼルダ欠席でゼロ。ミニはこの2頭のみ。スタンダードの方は?というと、アシュレーも相手が出てこないとわかったので、連れて行ってセットまでしたものの、最終的に欠席してしまいました。

 写真を撮ってこなかったのですが、この後審査した柴の方がエントリーも多くてびっくり。ただ、犬質は?と問われてしまうと、柴に関しては全く素人の私が見ても「は?」という感じの犬達ばかりでした。悪いけど、あの程度の柴だったら、日本でそのへんでお散歩している子達の方がよっぽどキレイでタイプがいいですわ。もっとも性格はかわいいな、という感じの柴達でしたけどね。(テーブルの上の触審前、ジャッジが近寄ってくるとニコニコ尻尾振っていた)

 この日も暑く、エアコンのない建物の中は場所によってはだいぶ暑かったです。ショーはリングがあちこちに分かれているので見づらい、という印象でした。特にどうしても見たい犬種というのがなかったので、私はぶらぶらお買い物がてらショップ巡り。いろいろなショップが並んでいて、これはすごく面白かったです。プードル物にしても、PCA で見たよりも気に入ったものがいくつかあったし、他の犬種の物でもいいものがあったし。ここでお買い物する方が、PCA でお買い物するよりも破産する可能性あり、と私は感じました。
ショーサイトで買ったプードルグッズの一つ。
スタンダード3頭が絡まった面白いデザイン。
一番右は、真上から見たものですが、どうなっているかわかりますか?
 左のウェルカム・ボードも、同じショーサイトで見つけて買ったもの。
よく見るとなんだかヘンテコなカットで犬のバランスもあまりよくないけれど、そこそこかわいかったので。そう言えば、PCAサイトではほとんどプードル物を買わなかったような気がします。

 夕方前にショーサイトを引き上げました。私はその後、一人で人に頼まれていたTシャツなどを買いにモールまで車で行きました。夕方、再びリアン達姉妹を引き連れて co-breeder がやって来て、検疫に必要な書類や今までの健康診断関係の書類など必要なものを一式をもらいました。実はこれらの書類、特に検疫に不可欠なものを揃えたりするのにすごく時間がかかっていて、実際に手にするまでにとても不安でした。リアンの親元は獣医で、なまじそういう職業なものだから余計?ノンビリしていたみたいです。

 短かったシカゴ滞在も終り。夜は遠くで雷鳴が響き始め、なんだか荒れそうな天候になってきました。きのうキレイになっていたリアンもランで遊び回った上に雨にあたってすでに半分ぼろぼろ。ま、いっか。。。

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