今年のPCA第一日目は土曜日に開かれたハンティング・テスト(working test)です。これは今回どうしても見ておきたかったもので、今年の PCA では私にとっての最大のイベントが実はコレでした。
ワーキングテストのでは二方向に落ちた鳥(実物。ただしすでに死んでいる)をそれぞれ指示に従ってレトリーブします。最初のテストは平地での(日本語でなんと言ったらいいのだろう?rough covering =草地で、落ちた鳥の位置を直接目で確認できない程度の草が生えている所です)二方向のレトリーブです。 |
||||||||||||||||||||||
今回のワーキング・テスト参加犬は、プードル(スタンダード)が10頭。テスト・ドッグと呼ばれる犬が二頭(ゴールデン&ラブ)でした。テスト・ドッグの役目は、テストを実際に行う前にトライアルでこの犬達がまずテスト内容を実際に行い、テストを行うにあたって周囲の環境などに問題がないかを判断します。また、実際のテスト中、レトリーブに失敗した時に(見つけられなかった、途中で持ち帰れなかったなど)回収を担当していました。 | ||||||||||||||||||||||
地元のプードル・クラブ(Greenspring Poodle Club)がホスピタリティ役で飲み物やスナックの用意をしてくれて(タダ。太っ腹である)暑い中、これはとても助かりました。
今回のワーキング・テストは PCA が主催するものとしては初めてのもので、PCA の主要役員も数名見学かたがた来ていました。 |
||||||||||||||||||||||
笛を吹き、アヒルを高く投げ上げて空砲を撃つ。 その瞬間をとらえた今回の傑作写真。 笛を吹いて銃を撃っているのは友人の Betsy。 |
||||||||||||||||||||||
まさしくプードルがプードルである瞬間。 |
||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||
水辺でのレトリーブこそ、まさにプードルの本質を見たという感じです。 プードルという犬種名の語源が「水を跳ね返す」あるいは「水を跳ね返して進むもの」という意味だそうですが、まさしくその通りなのです。また、昔、water retriever として活躍していた頃、泳ぎやすくするためだけではなくトリミングは他人の犬との区別をつけるためでもあったと読んだことがあります。今回写真を撮って見てみると、本当にカットの違いなどで判断しないと特に遠目ではどれが誰の犬かわかりませんでした。出来上がった写真を友人らに見せると「これはうちの子」「これは似ているけど頭の毛が違うから誰それだ」「うちの子は尻尾にもっと毛があるからこれじゃない」などなど。。。 日本に住んでいると、映画やテレビくらいでしか銃の音を実際に聞くことはないと思います。(運動会のピストルじゃちょっと話にならんでしょう)今回驚いたのが、実際に間近で聞く銃声が非常に大きいことでした。テストサイトは森を分け入って行った水辺の平地が広がる場所なのですが、銃声があたり一面に響き渡り、周囲の森に反響します。犬が銃の音を恐がらないこともテストの採点に入ります。 ワーキング・テストの開催場所はショーサイトから少しワシントン方面に行った所で、行く前にメールで知人からだいたい聞いてはいましたが、地図を頼りに言われた通りに道を進んでいくとまるっきり森の中でした。途中、曲がるべき所を通り過ぎてずっと奥にまで入ってしまい、一旦、工事中で行き止まりというところまで行ってしまいました。 |
||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||
|