最終日はトイ、ミニ、スタンダード各クラスの一席を決め（Best of Variety）更にそれぞれのクラス一席の３頭を並べてその中から Best of Breed を決定します。こうして長かった PCA の展覧会は終わりです。いやぁ、正直、見ているだけでこんなに疲れるとは思いもしませんでした。

　この日は、二つに分けていたリングを全体で一つの大きなリングにして、それぞれのバラエティから審査が開始されました。広いターフ全体にプードルがズラリと並ぶのは壮観です。とにかく日本にいてはこれだけの数を一度には絶対に見られないという数で、パピー・クラスだけでスタンダードが30頭から並ぶのを見た時の驚きも忘れられませんが、この最終日の豪華なことといったらありません。

　最終的に決定した BOV は、ミニチュアが Ch. Reignon Dassin Alexandra　トイが Ch. Appli Age of North Well Chako　スタンダードが Ch. Aleph Blue Skies Outrageous
　トイは日本生まれの犬です。実はこの数年、あの有名な Westminster Kennel Club Show でも PCA でも、日本生まれのトイが、トイ・バラエティでは連勝しています。５年前に The Great Lakes Poodle Club Show に行った時も、周囲の人から日本のトイについて聞かれたりしたものです。

　今年の PCA Best of Breed は、スタンダードが、Best of Opposite Sex to BOB はミニチュアという結果でした。

　こうして、長い長い PCA Week が終わりました。毎日朝一から夕方遅くまでプードル漬けの生活で充実していたのですが、正直疲れました。第一日目から最終日まで、やはり通して見ていた他の人達と話をしても「１週間ものショーは too much!」という感想が多かったです。 会った人達のほとんどに「来年も来る？」と聞かれましたが、どうしようかなぁ？場所もさすがに連日通いつめて覚えたので次回は楽でしょうが、１週間仕事を空けて、更に犬達も預けて、、、となるとなんとも言えないな、と思っています。ホンネでは行きたいんですけれどね。

　日本からも見学者は多くいたのですが、アジリティ、オビディエンスの時は全く見かけず、これはちょっと残念でした。プードルのトータルな能力を見るいいチャンスだと思うのですけれどね。