2日目はまず朝からセミナーです。 8時半からはPCA Foundation Seminar で、セミナー冒頭は AKC Canine Health Foundation による、特にプードルに関わるプロジェクトについての報告です。これに続いて獣医師による Alternative(代替療法)のセミナー。AKC Canine Health Foundation の方の話はとても興味があったのですが、同じ時間に別室で重なってしまった Obedience Seminar の方に私は出席しました。 Obedience セミナーは、AKC の Obedience Judge を囲んだ座談会風という雰囲気で参加者は32名ほど。参加している人達から AKC オビディエンスに関して意見や質問があれば、という感じで始まりました。 こんな感じでかなりいろいろ積極的に意見が出て11時近くに終わりましたので、私はその後隣の部屋の Alternative に移動しました。途中でしたが、ちょうど鍼の話をしていてしばらく聞いていました。このセミナーをやっている獣医師はどうやら鍼に関しては専門のようでした。この4〜5年帝王切開時に鍼を用いており、その結果新生児を死なせたことはないという話や、テンカンの犬に対して鍼を使うとフェノバビタールは使わないで済むとも。鍼治療というのは、薬などを用いる医療と外科的医療の中間に存在するようなもので、副作用なしでいいことづくめ、というような話をしていました。痛みやストレスの緩和にもなる、自己免疫系疾患にも効果がある、ガンの治療にも用いることができる、えとせとら。ホントかなぁ?(疑ってどーする?)このセミナーは最後まで聞かず、途中でオビディエンス会場に移動してしまいました。 |
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前日アジリティをやったターフを4面に仕切って、午後3時、ノービスからユーティリティまで4面同時進行です。4面同時進行なのでどこを見たらいいの?という感じでしたが、とりあえず日本ではあんまり見られそうもないユーティリティの近くで見ることにしました。確かに前日のアジリティとは雰囲気は全然違う。規程上の問題もあるけれど、ハンドラーも直立不動だったりするし、犬によってはあんまり楽しそうではないし。
それでも、小さなトイまでもが 物品選別 (scent descrimination) する姿はやっぱり「かわいい」です。目的の物を探しに行って、一通り臭いを嗅いでこれかな?と取ろうとする前にハンドラーの方に振り向き「ねぇ、これ持って行けばいいの?」みたいに確認する犬が何頭かいて、その表情などもう本当にかわいい!間違った物持ってきても許しちゃう、という気分になれます。 |
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今回見ていておもしろかったものが Brace Obedience です。どいうものかというと、2頭同時で訓練競技を行うというもの。もともと展覧会の方に Brace というものがあり、2頭同時に引いて、いかに2頭が一つのように見えるか、鏡に映ったようにきれいに揃っているか、という技術を競うものです。これで、なんと競技課目をやっちゃう。 brace obedience を最初に知ったのは、私が所属しているクラブが作ったビデオの中で紹介しているのを見た時です。ビデオでは、ミニとスタンダードの2頭というスゴイ brace でした。(これがまたよく合っている) 今回の競技会では、参加3組全てスタンダードでした。で、これはやっぱり難しい!それぞれのペースをいかにうまく合わせるかということもあるし、両方がきちんと同レベルで課目ができなくてはならないのはもちろんだし。。。 見ていて周囲からも思わず笑いが上がったのは、recall の時2頭がふざけてお互いにつつきあったり、飛びあがったりして遊びながら戻ってきた時です。ジャッジもハンドラーも笑って見ていました。採点競技だから笑っている場合じゃぁないのでしょうが、なんともユーモラスでほほえましい光景でした。 |
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左:物品選別をするミニ みんなさすがに優秀で 見ていた中で間違った犬は いませんでした。 右:Out of sight stay |
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この日、オビディエンスは夜7時近くに終わり、PCA が用意したピザ・ディナーに出てピザをつつきながらみんなとオシャベリをしてから帰りました。 | |||||||||||||||||||||