大腿骨頭への血液供給が不足して骨頭が壊死し、変形してしまう病気です。なぜ大腿骨頭への血液供給が不足してしまうのか、その原因については不明とされています。股関節の病気ですが、股関節形成不全とは違う病気です。

 この病気は小型犬に発症みられるのが特徴で、プードルでは、トイ及びミニチュアに見られる疾患です。文献により症状の表れる月齢に幅がありますが、生後3,4ヶ月〜1年未満という比較的若い時期に症状が現れます。
 多くは片側性ですが、両側性の場合もあり、この病気に冒されると痛みのために跛行するようになります。症状が進行すると痛むので症状の表れた足をつかずに歩こうとするため、関連する筋肉に萎縮が表れます。放置しておくと生涯跛行するようになりますので、後肢に突然跛行が見られたり痛みを訴える場合は獣医師の診断を受けることをおすすめします。診断は、股関節のレントゲン撮影により行われます。

 治療は初期の場合は痛みを押さえるための投薬もなされますが、症状が進行した場合は手術で大腿骨頭を切除する方法がとられます。

 この病気には家族性が認められることにより、遺伝性疾患の一つとみられていますが、遺伝形態は不明です。遺伝性疾患の可能性がある以上、レッグペルテスに冒された個体は、将来繁殖に用いるべきではないでしょう。

参考文献:Vip Fact Sheet
The Poodle Owner's Medical Manual/Robert M. Brown, D.V.M., (c) 1987 by Breed Manual Publications, Ltd.
イラストでみる犬の病気/講談社


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