左の写真は来て間もない頃、天使のように愛らしかった仔犬の頃のアディ。
競技会だけでなく、遊びで数々のトリックも覚えました。全て10歳過ぎからの習得で、まさしく「50の手習い」 「老犬に芸を教える」(「無理なこと」というのが本当の意味)という言葉を文字通り地で行くスーパーばぁさん。腕輪飛びは身軽なアディの得意技の一つでした。
小さいくせに大胆で若い頃は少々押しの強い面もありましたが、歳を取ってからはずいぶん性格が丸くなりました。しかし、頑固さと妥協しない意固地さは健在。数年前までは、一声で布団から体の大きな菜々子を追い出すほどで、文句なく我が家のナンバー1でした。その後さすがに歳には勝てず、老犬の域に入ってからは一日の大半を寝て過ごす猫のような生活をしていたものです。更にその後は老齢からくる認知障害が進み、いわゆるボケ的症状的な徘徊行為や昼夜逆転などと手がかかることが多くなり、当初はだいぶ振り回されたものです。さんざん手をかけさせたアディも去年暮れ、18歳半で亡くなりました。 (07-2000, revised 02-2001)