診断と登録に必要な経費

 小切手2枚(下記注参照)もしくは、クレジットカードが必要です。小切手1)は診断をする専門医宛てに(診断医は下記の一覧から選んでください)小切手2)は OFA 宛てです。診断費用などは変更される可能性がありますので、必ずOFAサイトにて確認をしてください。

1)診断料:US $60 程度ですが、病院やラボによって価格に幅がありますので、個々に問いあわせてください
  検査と登録が可能なラボは変更される事があるため、検査する前に必ずOFAのリンクで確認してください。
2)OFA 登録費用:一頭につき US$15
  3頭以上の同胎犬をまとめて出す場合など割引がありますので、詳しくは OFA を参照してください。

<注>
 *日本では、パーソナル・チェックが作れないため、郵便局で米ドル建ての国際郵便為替を作ります。
 国際郵便為替はお住まいの地域の中央郵便局など、外貨販売をしている所であればその場で作ってもらうことができます。身分証明の提示を求められますので、免許証、保険証などを持参します。サンプルと一緒に送るため、2通とも自分で送ると言って受け取ってください。
 *OFAの登録費用は、クレジットカードでの支払いが可能です。また、診断費用もクレジットカードでの支払いが可能なラボもあります。

<再検査の登録費用について>
 診断結果が「Affected」の場合は、OFA登録費は無料です。($15は返金されます。)
 また、前回の診断結果が「Clear」もしくは「Equivocal」の場合、再検査登録についても無料になります。

<その他注意>
 
SAの診断費用、診断機関などは変更になる場合があります。必ずOFAのサイトで最新情報を確認してください。


生検サンプルの取り方

 犬に SA の症状が見られない場合は、最低2ヶ所のパンチをします。皮膚を採取する場所は、頭頂部からキ甲部にかけての「背中側」の皮膚です。(図で白く示された部分を参照のこと)
 もしも、すでにフケや脱毛など異常が見られる犬の場合は、その症状が出ている部位の皮膚を採取してください。
 皮膚を消毒する以外の目的でパンチする皮膚をこすったりしないでください。必要であればバリカンなどで毛を刈ってパンチしますが、この時に皮膚を傷つけないようご注意ください。診断不能(equivocal)となることを防ぐため、OFAではシャンプー後2週間経過してからの皮膚パンチをすすめています。また、スポットタイプのノミ駆除剤などを使用している場合は、そのスポットを使った場所から3インチほど(約7.5cm)離れた場所の皮膚をパンチすることをすすめています。

 リドカインなどの局部麻酔が必要であれば用います。(全身麻酔の必要はありません)局所麻酔は真皮ではなく、皮下にします。採取は、使い捨ての6ミリパンチを用い、電気メスは使用しないでください。
 採取した後の標本は、ピンセットなどで潰さぬよう注意して10%のホルマリンに浸け、水漏れせず、また潰れないようなしっかりした容器に入れて送ってください。
 パンチした後の皮膚は、1針程度縫う場合もあるでしょう。
診断と登録に必要なもの

 1)生検サンプル二つ(10%ホルマリン固定)
 2)必要事項に記入しサインされた OFA 登録用紙(OFA に請求するか、サイトからpdf ファイルをプリントアウト)
 3)上記の小切手2通(1通は診断医宛て、もう1通は OFA 宛て/もしくはクレジットカードでの支払い)

 上記3点を、診断を依頼する診断医の元に送ります。
 なお、診断とOFAへの登録は生後12ヶ月以降の犬から可能になります。

 OFA からの証明書の例(クリア)

<送付に関する注意>
 血液とは違い、動物検疫は必要がありません。
 犬の健康診断書、USDA(日本の農水省にあたる)に提出する書類を用意し、もよりの動物検疫所で輸出証明の書類を作成してもらいます。
 詳しくは、アメリカのラボに検体(血液や皮膚)を送る方法を参照してください。


OFAに登録可能な診断ラボの一覧

http://www.ofa.org/diseases/other-diseases/sebaceous-adenitis

OFA登録、診断に必要な書式

http://www.ofa.org/wp-content/uploads/2017/10/sebaceous_adenitis_application_form.pdf


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